自己肯定感が低いと、どうしても仕事でつまずきやすくなってしまいます。
私自身も経験がありますが、「こんなこと言ったら笑われるかも」と発言をためらったり、上司や同僚のちょっとした表情に過敏になって気持ちが揺さぶられたり。
失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦できなくなることもありました。
そんなときは当然、成果も出にくく、気がつけば人間関係までギクシャク…。
まるで負のスパイラルに入ってしまったかのようでした。
けれど安心してください。
自己肯定感は「性格だから仕方ない」と決まっているものではなく、意識次第で少しずつ育てていける「筋肉」のようなものなんです。
筋トレをすれば体が変わるように、自己肯定感も毎日のちょっとした工夫で鍛えられます。
そしてその変化は、想像以上に仕事のパフォーマンスや人間関係に直結します。
この記事では、私自身も実践して効果を感じた「自己肯定感を高めるための3つのコツ」をご紹介します。
特別な準備は必要ありません。
今日からすぐに始められる方法ばかりです。
少しずつ自分を認められるようになると、仕事が楽になり、人との関わりも柔らかくなっていきます。
- 上司や同僚からの評価に一喜一憂してしまう方
- ミスが怖くて挑戦できず、結果的に評価が上がらない方
- 「私なんて…」という口癖が抜けない方
なぜ自己肯定感が低いとパフォーマンスが落ちるのか
自己肯定感が低いと、どんなに頑張ってもなかなか自分に自信を持てず、その結果パフォーマンスが思うように上がらないことがあります。
私も、昔は失敗を恐れてばかりで、どんな小さなミスでも自分を責めていました。
失敗を過度に恐れる → 行動量が減る
「失敗したくない」
「完璧にやりたい」
という気持ちが強いと、どうしても行動が慎重になります。
最初は「失敗を避けたい」と思うのは自然な感情かもしれませんが、それが強くなりすぎると行動量そのものが減ってしまいます。
私も以前、プレゼンの準備にかなり時間をかけて、少しでも完璧にしようとしていました。
でも、自己肯定感が低いと、最初から「自分には無理だ」と思い込み、結果として準備が雑になり、発表も思うようにいかなかったことがあります。
たとえば、あなたが大事なプレゼンを控えているとしましょう。
自己肯定感が低いと、
「失敗したらどうしよう」
「人前でうまく話せる自信がない」
と感じてしまい、行動する前から消極的になりがちです。
その結果、準備が不十分になり、いざ本番で緊張して言葉が詰まってしまうなんてこともあります。
行動量が減ると、どうしてもパフォーマンスも下がってしまうのです。
他人の評価が気になり、判断力が鈍る
自己肯定感が低いと、どうしても他人の評価が気になります。
「この意見が間違っていたらどうしよう」
「周りはどう思っているだろう」
といった不安から、自分の意見を主張するのが怖くなります。
私は以前、会議で自分の意見を言う際に「みんなにどう思われるかな?」と気にして、結局何も言えなかったことがよくありました。
自分の意見に自信が持てないと、他人の意見に流されてしまい、結果として自分の判断をするチャンスを逃してしまうんです。
たとえば、同僚が発言しているのを聞いて、「ああ、私も言いたかったけれど、今さら言っても遅いかな」と思ってしまうことがあります。
でも、実際は自分の意見も価値があるし、発言しないことでチャンスを逃す方がもっともったいないことに気づくべきですよね。
自己肯定感が低いと、こうした小さな「言えなかった」という積み重ねが、判断力を鈍らせ、キャリアにとってマイナスになってしまうことがあるんです。
「自分の意見を言えない」悪循環の例
低い自己肯定感は、まさに「自分の意見を言えない」という悪循環を生んでしまいます。
最初はちょっとした不安で、発言しなかっただけなのに、それが次第に大きな結果に繋がります。
たとえば、同じプロジェクトで頑張っている同僚が上司に評価されているのを見て、「私もああなりたい」と思うものの、自分の意見がうまく言えずに黙っているうちに、気づけば大きなチャンスを逃してしまうことがあるんです。
私も一度、自分の意見を伝えることができなかったために、他のメンバーにアイデアを取られてしまったことがあります。
それがきっかけで、「あの時もっと自分の意見を言えばよかった」と後悔し、自己肯定感がさらに低くなったこともあります。
そして、そんな自分に対して「私はできない」と思うようになり、また行動を起こせない悪循環に入ってしまいました。
このような悪循環が続くと、自信を持つことがどんどん難しくなります。
しかし、逆に言えば、少しずつでも自分の意見を言えるようになれば、自己肯定感は少しずつ回復します。
そのためには、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切なんです。
次に、自己肯定感を高めるために実践すべき3つの習慣をご紹介します。
それらが、どのようにあなたの仕事や生活に良い影響を与えるのか、具体的な方法とともに説明しますね。
自己肯定感を高める3つの習慣
忙しく働く女性にとって、自己肯定感を育てることはキャリアにも家庭にも直結します。
私も30代の頃、毎日「自分なんてまだまだ」と思ってばかりで、何をしても心から喜べませんでした。
今の私を支えているのは、当時取り入れた小さな行動の積み重ねです。
今回はその中でも特に効果を実感した3つをお伝えしますね。
小さな成功を毎日記録する
自己肯定感を高める最初のステップは、「小さな成功を毎日記録する」こと。
これは私にとって、まさに人生の転機となった習慣です。
人はどうしても「昇進した」「大きなプロジェクトを成功させた」といった大きな成果ばかりを追いがち。
でも実際には、日常のなかに小さな成功がたくさん隠れています。
たとえば、会議で一言意見を言えたこと。
期限内にタスクを終えられたこと。
あるいは、同僚から「ありがとう」と言われたこと。
私は毎晩寝る前にノートを開き、その日にできたことを3つ書くようにしています。
「今日は定時で退社できた」
「部下に感謝を伝えられた」
「資料を最後まで仕上げられた」
など、本当に些細なことばかりです。
それでも、積み重ねるうちに「あ、私って思った以上に頑張ってるじゃない」と気づけるようになりました。
その瞬間、心がふっと軽くなるんです。
どうやって記録すればいいの?
小さな成功を記録する方法は非常にシンプルです。
たとえば、次のように取り組んでみましょう。
1日の終わりに必ず、その日に達成した小さな成功を3つ書き出します。
たとえば、「会議に遅れず参加できた」「昼休みに読書ができた」「部下に感謝の言葉をもらえた」など、小さなことでもOKです。
記録することで、自分がどれだけ前向きに行動しているかを再確認できます。
単に書き出すだけでなく、それに対して感謝の気持ちを込めることが大切です。
たとえば、「今日も時間通りに会議に参加できたことに感謝」「少しの時間でも読書ができて心が豊かになった」と、自分を褒める気持ちを添えることで、ポジティブな感情がさらに強化されます。
成功を記録した後、それを次にどう活かすかを考えてみましょう。
「次回の会議では、自信を持って発言するためにもっと準備しよう」など、自分の成長につながる次のステップを意識することが、さらなる前向きな気持ちに繋がります。
何に記録する? おすすめツール
ノートでもアプリでも構いません。
自分に合ったツールを使うのが長続きのコツです。
- CITTA手帳
「CITTA手帳」は、1日の振り返りや目標設定ができる手帳で、毎日の成功を記録しやすい仕組みが整っています。
自分の成長を実感しやすい手帳なので、目標達成のモチベーションにもつながります。 - Daylio(デイリオ)
「Daylio」は、スマホで簡単に振り返りができるアプリです。
感情や活動内容を選ぶだけで、その日の心の状態や成功を視覚化できます。
どこでも記録できるので、忙しい中でも続けやすいのが魅力です。 - Evernote(エバーノート)
「Evernote」は、ノートやメモを整理しやすく、画像や音声も添付できます。
毎日の成功を「今日の振り返り」として記録し、後で見返すことができるので、長期的に自分の成長を確認できます。
小さな成功記録のメリット
この小さな記録を続けることで、「自分の努力はちゃんと結果につながっている」と実感できるようになります。
実際に私の友人も「毎日小さな成功を振り返るようにしたら、自己否定する時間が減って、夜ぐっすり眠れるようになった」と話していました。
忙しい女性にとって、この小さな行動は「自分をいたわる時間」でもあります。
「小さな成功を毎日記録する」ことは、自己肯定感を高めるうえでとてもパワフルな方法です。
仕事にも家庭にも追われる毎日だからこそ、自分を認める小さな儀式を生活に取り入れてみてください。
その積み重ねが、未来のあなたを大きく支えてくれるはずです。
評価ではなく「行動」を褒める癖をつける
「今日はうまくできなかったな…」
そうやって帰り道にため息をついた経験、ありませんか?
私も昔はそうでした。
結果ばかりを気にして、「ダメな自分」にがっかりする日々。
でもある日、ふと気づいたんです。
結果がどうであれ、そのために動いた自分を褒めてもいいんだ、って。
たとえば勇気を出して手を挙げた一瞬。
最後まで準備に粘った時間。
私たちがプレッシャーを感じる一番の理由は、多くの場合「他人からの評価」への不安です。
もちろん、上司やクライアントの目を意識するのは大切。
でも実際には、結果は自分の力だけでは左右できませんよね。
たとえば天候に左右されるイベントや、予算の変更で急に企画が縮小されることだってある。
それでも「自分がやった努力」だけは、自分自身が一番よく知っているはずです。
だからこそ、行動を褒めることが大切。
失敗したときも「よし、次はこう工夫しよう」と思えるようになりますし、「失敗=終わり」ではなく「失敗=成長の材料」と思えるようになるんです。
どうやって「行動」を褒める癖をつける?
具体的には、ちょっとした工夫でできます。
「今日は会議で意見を言えた」
「資料を早めに仕上げた」
それを手帳やアプリに一言残しておくだけでOK。
どんな小さなことでも、自分で「よくやった!」と書き残す習慣はじわじわ効いてきます。
重要なのは、「自分の行動」を意識的に振り返ることです。
「今日、私はどんな行動をした?」
このシンプルな問いかけが、行動に意識を向けるきっかけになります。
評価を先に求めるのではなく、「自分は何をしたか」を大切にする習慣をつけることが、自己肯定感の強化につながります。
行動が小さな成果につながったとき、その努力をしっかりと自分で認めましょう。
たとえば「今日は頑張ったから帰りにケーキを買おう」なんていいんです。
行動にちょっとしたご褒美を結びつけると、自己肯定感はぐっと高まります。
自分だけじゃなく、周りの人が挑戦したときに「その努力、いいね」と声をかける。
そうすると、職場や家庭でもポジティブな空気が広がります。
行動を褒めると、なぜ自己肯定感が育つのか?
それは、他人の評価に左右されない「自分発の承認」だからです。
評価はどうしても他人任せ。
でも、行動は自分が決めて、自分の足で動いた結果です。
だからこそ、「私はここまで頑張った」と認めることが、ブレない自信につながります。
実際にこの方法を取り入れたある女性管理職の方はこう話していました。
「以前は評価ばかり気にして、いつも焦っていました。
でも今は『自分がどんな行動をしたか』に目を向けるようになってから、結果が思うように出なくても『よく頑張った』と自分を受け止められるようになったんです。
気持ちがすごくラクになって、自然と次に挑戦するエネルギーもわいてきました。」
行動を褒めるのに役立つツール
- Daylio(デイリオ)
毎日の行動や感情を簡単に記録できるアプリです。
振り返り機能が豊富で、自分の行動に対する意識が高まり、行動を褒める習慣を作りやすくなります。 - CITTA手帳
1日1行で行動を記録し、その後に自己評価を加えることができる手帳です。
自分の成長を実感しやすく、ポジティブなフィードバックを自分に与えることができます。
結果だけを追いかけて心が疲れてしまうくらいなら、まずは行動を見つめてみましょう。
それだけで、明日のあなたは少しだけ胸を張って歩けるはずです。
「できない自分」を受け入れるマインドフルネス
自己肯定感を高める第一歩は、実は「自分を無理に変えようとしないこと」だと、私は強く感じています。
SNSを開けば「完璧にこなしている人」が映り込み、会社では結果を出すことが当たり前のように求められる…。
そんな社会の中にいると、どうしても「自分も頑張らなきゃ」と焦ってしまいますよね。
私も昔はそうで、「できない部分=欠点」だと考えて隠そうとばかりしていました。
けれど、それがかえって自分を苦しめていたんです。
今振り返ると、「できない自分」を必死に否定し続けたことこそが、自己肯定感を下げる原因でした。
本当に大事なのは、苦手や弱さを切り捨てることではなく、それも含めて「私だ」と認めることだったのです。
そこで役立ったのが、マインドフルネス。
私も仕事でうまくいかず落ち込んだとき、この考え方を取り入れることで、心のざわつきが少しずつ静まっていくのを感じました。
「できない自分」に過剰にダメ出ししなくなり、呼吸が深くなるような安心感が生まれたんです。
「できない自分」を受け入れる意味
私たちは「苦手を克服しなきゃ」と思いがちです。
でも、完璧を目指すあまり、失敗が怖くなり、逆に前へ進めなくなってしまうことがあります。
たとえば、ある女性管理職は「人前で話すのが苦手」と感じていました。
以前はそれを隠すことに必死でしたが、「苦手なんだ」と認めたことで、プレゼンの準備を工夫したり、少人数の場で練習したりと、着実に自信を積み上げられるようになったそうです。
私自身も「できない」を許した瞬間、肩の力がスッと抜けて、行動の幅が広がった経験があります。
マインドフルネスの取り入れ方
難しいことをする必要はありません。
日常にほんの少し工夫を加えるだけで十分です。
- 呼吸に意識を向ける
忙しい日ほど呼吸が浅くなりがち。
私も移動中や休憩時間に深呼吸を数回するだけで、不思議と心が落ち着きます。 - 5分だけ静かに座る
短い時間でも、自分の体の感覚や心の状態を感じ取ると、頭の中が整理されます。
考えを消そうとせず「今、こんな気分だな」と眺めるだけでOKです。 - 感情に名前をつける
「いま私は不安を感じている」と言葉にするだけで、その感情が暴れ出すのを防げます。
ただ、それを感じている自分を認めるだけで、まるで荒波が少しずつ静まるように、心が軽くなるんです。
マインドフルネスがもたらす効果
続けていると、少しずつ変化が見えてきます。
- 自己評価が客観的になる
自分の思考や感情を観察することで、自己評価がより客観的になります。
過剰に自分を責めることが少なくなり、冷静に自分を評価できるようになるんです。 - 不安やストレスの軽減
日常で感じる不安やプレッシャーに過剰に反応しなくなり、心の中に浮かぶ感情を冷静に受け入れられるようになります。
これにより、ストレスや不安が自然に軽減されていきます。 - 成長の余地を認められるようになる
「できない自分」を受け入れることで、同時に「できる自分」も認められるようになります。
自分の限界を知り、それをどう克服するかを考える力が養われ、成長の余地を実感できるようになります。
私の場合、以前は小さな失敗に過剰反応して落ち込んでいましたが、今では「これも自分の一部」と思えるようになり、次の行動がスムーズに取れるようになりました。
実際にやってみた人の声
ある30代女性はこう話してくれました。
「前は自分の欠点ばかり気にして、自己否定でいっぱいでした。
でも、マインドフルネスを取り入れてから、『できないことがあっても大丈夫』と思えるようになり、自然に笑える時間が増えたんです。」
こうした小さな実践の積み重ねが、自己肯定感をじわじわ育ててくれるのだと思います。
自己肯定感を高めたいときは、まず「できない自分」を認めてみましょう。
そして、その心を柔らかく受け止めるためのツールとして、マインドフルネスを少しずつ取り入れてみてください。
実際に変化した私の体験談
自己肯定感を高めたい――そう思って始めた小さな取り組みを、私は2週間続けてみました。
正直に言うと、最初の数日は「これで本当に変わるのかな?」と半信半疑。
でも、気づいたときには心の景色が少しずつ明るくなり、気がつけば周りの人の態度まで変わっていたんです。
自分の小さな成功に気づけるようになった
私が最初に始めたのは「毎日の小さな成功を書き出すこと」。
たとえば、朝の会議で勇気を出して意見を言えたとか、苦手な書類を時間内に仕上げられたとか。
ほんの小さなことでもノートに「今日の成功」として残しました。
最初は「これくらいで『成功』って言えるの?」と、なんだか気恥ずかしくもありました。
でも、書き続けていると「意外と毎日いろいろやれてるじゃない」と気づけるようになったんです。
その感覚は、まるで暗い部屋で一つずつ明かりを灯していくみたい。
最初はぼんやりしていても、少しずつ部屋全体が明るくなっていく――そんな感覚でした。
周囲の反応がやさしく変わってきた
自己肯定感が少し上がると、不思議と人との関わり方にも変化が出てきます。
以前の私は「失敗したらどうしよう」と萎縮してしまい、大きな挑戦を避けることが多かったんです。
でも今は、怖さがあっても「とりあえずやってみよう」と前向きな気持ちが勝つようになりました。
ある日、ずっと避けてきた大きなプレゼンを担当することになったんですが、緊張よりも「挑戦してみたい」という気持ちが湧いてきました。
結果は大成功。
同僚から「最近、自信がついたね」と声をかけてもらえたとき、心の底から嬉しくて、思わず帰り道にコンビニでご褒美スイーツを買ってしまったくらいです(笑)。
周囲の目が変わると、自分の自信がさらに深まる。
新しい挑戦へのハードルが下がった
一番大きな変化は「挑戦することが自然になった」こと。
もちろん、不安がゼロになったわけじゃありません。
でも「失敗しても学べばいい」「自分には価値がある」と思えるようになったことで、一歩を踏み出せるようになったんです。
たとえば、大事なプレゼンの前日。
以前なら「逃げたい…」と胃が痛くなっていたと思います。
けれど今回は「緊張するのは当然。ここで経験を積めるチャンス」と捉え直すことができました。
結果は成功、上司から「すごく準備してたね」と言われたときは、思わず胸の奥が熱くなりました。
変化が起きた理由を考えてみた
なぜ、たった2週間でここまで変われたのか。
私は「小さくても続けたから」だと思います。
たとえ一つひとつは小さな行動でも、毎日積み重ねることで、気づけば揺るぎない自信になっていました。
小さな成功を意識することで、日常の景色が少しずつ前向きに色づいていく。
まるで、曇り空に少しずつ青空が広がるように。
まとめ
わずか2週間でも、自分の小さな行動を大切にすれば、自己肯定感は確実に育っていきます。
私の場合は、心の中が明るくなり、周りの人の反応も変わり、気づけば新しい挑戦にも前向きに取り組めるようになっていました。
だからこそ、声を大にして伝えたいんです。
自己肯定感を高める秘訣は、大げさなことじゃなく「小さな行動をコツコツ積み重ねること」。
もし今「自分に自信がない」と感じているなら、まずは今日から「小さな成功を書き出す」ことから始めてみませんか?
その一歩が、きっと未来のあなたを優しく支えてくれるはずです。
続けられる仕組みをつくる ― 自己肯定感アップのために
新しいことを続けるって、本当に難しいですよね。
自己肯定感を高めるための取り組みも同じで、最初は「よし、やるぞ!」と勢いよく始めても、数日後には「あれ、今日はできなかったな…」と落ち込む。
その繰り返しで、私自身も何度も挫折してきました。
夜寝る前に「明日は必ずやろう」と思っても、気づけば一日が終わってしまう…。
きっと同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
でも、ある時気づいたんです。
大切なのは「気合」ではなく、「仕組み」だということに。
続けやすい環境をつくれば、無理なく習慣が身についていきます。
ここからは、私が実際に取り入れて効果を感じたコツをご紹介します。
仲間をつくる
一人で頑張るのは正直しんどいです。
私も「今日は絶対にやる!」と意気込んでも、結局スマホを触って一日が終わってしまったことが何度もありました。
ところが、同じ目標を持つ仲間がいると、不思議と続けられるんです。
たとえば私は「毎日、小さな成功を記録する」という取り組みを、友人と一緒に始めました。
お互いにLINEで「今日の成功」を一行だけ送り合う。
それだけで「義務」ではなく「楽しみ」になったんです。
もし身近に仲間がいなくても大丈夫。
今はSNSがあります。
InstagramやX(旧Twitter)で「#自己肯定感アップ」などのハッシュタグを使えば、同じ目標を持つ人とつながれます。
見える化する
私はCITTA手帳を愛用していて、毎日「今日できたこと」を一行日記として書き込んでいました。
1週間経って振り返ると、「あ、意外と私って頑張れてる!」と自分を褒められるんです。
まるで小さな宝箱を開けていくような感覚でした。
手帳が苦手な方は、アプリが便利です。
たとえばDaylioやGratitude Journalは、日々の出来事を簡単に記録でき、グラフで振り返ることも可能。
数値や色で可視化されると、自分の進歩が一目でわかって励みになります。
時間に組み込む
「やりたいけど時間がない…」という悩みは誰にでもありますよね。
私もかつてはその一人でした。
でも、やることを「スキマ時間」に組み込むと、一気に楽になります。
私は朝のコーヒータイムに、5分だけ「振り返りノート」を書くようにしました。
コーヒーの香りと一緒に、昨日できたことをさらっと書き出す。
ほんの数分ですが、これをルーティンにすると自然に続けられました。
ポイントは「いつやるか」を具体的に決めることです。
「寝る前の5分で今日を振り返る」
「通勤電車でアプリを開く」
など、生活の流れに組み込むと、無理なく習慣化できます。
完璧を目指さない
最後に、一番伝えたいこと。
私は以前「毎日100%やらなきゃ」と思い込み、1回でも抜けると「やっぱりダメだ」と諦めてしまいました。
でも考えてみれば、100点満点じゃなくても、70点で十分なんですよね。
「今日は半分しかできなかった」ではなく、「半分もできた!」と受け止める。
すると気持ちが楽になり、継続できるようになりました。
続けるためのコツは、「仲間をつくる」「見える化する」「時間に組み込む」こと。
そして「完璧じゃなくていい」と肩の力を抜くことです。
最初は難しく感じるかもしれません。
でも、少しずつ積み重ねれば、気づいた時には自然に自己肯定感が育っているはずです。
小さな一歩が、やがて大きな自信につながります。
今日から、できそうなことをひとつだけ始めてみませんか?
まとめ
自己肯定感が低いと、どうしても仕事のパフォーマンスに影響が出てしまいます。
私自身もかつてそうでした。
会議で発言できずに後から「やっぱり言えばよかった」と悔やんだり、ちょっとしたミスを何日も引きずったり…。
でも救いなのは、自己肯定感を高める方法は意外とシンプルで、今日からでも実践できるということ。
小さな「できた」を振り返る
毎日の中で「できなかったこと」ばかり数えるのがクセになっていませんか?
私は以前、夜に布団に入ると「あれもできなかった」「これも中途半端だった」と反省会ばかりしていました。
でもそれでは気持ちが沈む一方なんですよね。
そこで始めたのが、「今日できたこと」を一つでも書き出すこと。
たとえば
「期限までに資料を提出できた」
「会議で一言だけでも意見を言えた」
「同僚をサポートできた」。
どれも小さなことですが、振り返ると「思ったより頑張ってた」と自分に気づけます。
カフェで飲んだラテが美味しかった、でも立派な「できたこと」です。
積み重ねるほどに、自分を認める力が育っていきます。
失敗した自分を責めすぎない
自己肯定感が低いと、失敗をした瞬間に「やっぱり私なんて」と自分を全否定してしまいがちです。
私もかつて、上司の前でプレゼンがうまくいかなかった時、数日間落ち込みっぱなしで「もう挑戦するのはやめようかな」と思ったことがありました。
でもある時、先輩に「失敗って転んだ跡みたいなものだよ。そこから立ち上がれば道になる」と言われてハッとしました。
確かに、スポーツ選手だって失敗を繰り返しながら上達しますよね。
だから「なんでできなかったんだろう」ではなく「次はこうしよう」と切り替えることが大事。
そう考えるだけで、失敗が怖いものではなく、「自分を伸ばしてくれる先生」のように思えるようになりました。
自分の価値をきちんと認める
他人の期待に応えようと無理をして、気づけば自分を犠牲にしている…。
そんな経験はありませんか?
私も以前、同僚や上司の期待に応えようと頑張りすぎて、気づけば疲れ果てていたことがあります。
そんな時こそ「私にしかできないことってなんだろう?」と考えるのがおすすめです。
たとえば、人前で話すのは苦手でも資料づくりが得意なら、その力は立派な価値。
仕事以外でも「料理が得意」「聞き役になるのがうまい」など、どんなことでも自分の強みとして胸を張っていいんです。
私は一日の終わりに鏡を見ながら「今日もよくやったね」と声をかけるようにしています。
最初は照れくさかったけれど、不思議と心がじんわり温かくなるんですよ。
自己肯定感は、努力や根性で一気に変わるものではありません。
でも、小さな積み重ねを大事にすると、確実に変化が訪れます。
最近では「世界メンタルヘルスデー(10月10日)」など、心を大切にする動きも広がっていますよね。
時代が「心の健康」を重視するようになっている今だからこそ、自分を大切にすることは、社会的にも当たり前になりつつあります。
仕事も人生も、自己肯定感があるかどうかで見える景色はまったく違います。
今日からほんの少し、自分に優しい工夫を取り入れてみませんか?
最後に:自己肯定感を高めるための実践ステップチェックリスト
Step 1:気づく
- 今日、自分ができたことを1つ書き出した
- 「失敗した」と感じたことを、事実と感情に分けて書き出した
- 誰かに褒められたとき、否定せず「ありがとう」と返せた
Step 2:認める
- 小さな成功を記録するノート(またはアプリ)を使った
- 自分に対して「よくやったね」と声をかけた
- できなかったことを責めず、「次にどう活かすか」を一度考えた
Step 3:習慣にする
- 1日の終わりに3分だけ自分を振り返る時間を確保した
- 週に1度、自分が成長した点をまとめて確認した
- 目標を「7割達成でOK」という視点で見直せた
Step 4:周囲とつながる
- 信頼できる仲間・家族・同僚に気持ちを共有した
- 他人と比較せず、自分のペースを意識できた
- 誰かの良いところを1つ見つけて言葉にした
活用方法
- 1週間ごとにチェックを振り返り:
どの項目が実践できているかを可視化する - 実践できなかった項目は原因を記録:
忘れたのか、時間がなかったのか、それとも抵抗があったのか - 3週間以上続けられた項目は習慣化:
次のステップに進むサイン